債務整理: 2008年4月アーカイブ



債務整理中でも借り入れはできる

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より債務者の立場に立って、ある事実をお教えします。

本当は隠しておきたい情報なのですが(笑)、実際に利用するかどうかは債務者の方ご本人にお任せします。

はじめに断っておきますが、借金には百害あって一利なし、です。
ですが、債務整理中で返済計画を立てていても、実際の問題は「お金がない」ことでしょう。
債務者は常に借金と返済に追われ、慢性的な金欠病です。
慢性で、しかも末期症状の段階にあります。要するに病状が進行して、ほとんど手遅れである状態を、弁護士と言う名の医者に、債務整理という治療を施して貰っている状態です。
治療中でも症状=金欠は続きます。
債務者でなくても、基本的に人は常にお金を必要としています。
どうしても出席しなくてはならない結婚式の御祝儀だとか、本人がいくら食事を100円均一のカップラーメンで済まして節約しても、急な出費は常に現代社会に住む人間につきまといます。

ここで復習ですが、「自己破産」「特定調停」「民事再生」の手続きを取ると、以後約7年間程度、ローンやクレジットを利用することができなくなる、というお話を最初にしました。
しかし、債務整理中でも借金させてくれる会社はあるのです。
任意整理中でも借り入れができる金融機関は意外に多く存在します。
審査が柔軟なのですね。ブラックリストに名前が載っていても発行できるクレジットカードもあります。
しかもいわゆる闇金ではなく、正規の業者です。

そういう審査の緩い消費者金融では、今話題のニート君で夢どころか職もない引きこもりでもキャッシングができちゃいます。
中には無審査でOK、なんてところもあります。

通常ですと住宅ローンを組んだりクレジットカードをつくる際、厳しい会社は、たとえ真面目に働いていてもホストやキャバクラ嬢などのウォーター・ビジネス=水商売の人間や、フリーのカメラマン、小説家や漫画家なども自由業と1括りにされ、契約を拒む場合があります。

信用されスムーズに審査が通るのは、どんなに倒産間近の零細企業であっても、定期的に安定した給与=サラリーの収入が見込めるサラリーマンです。
けれどこうした審査の甘い会社では、売れないホストどころかブラックリストに名前が載った債務整理中の債務者にもお金を貸してくれます。誰もがお金を借りたがっているだけではなく、誰もがお金を貸したがっているからです。
しかも歌舞伎町などいかがわしいエリアで、こっそり入手した暗号を指定された人物に囁けば、そうした業者を紹介してくれる・・・といった手間はかかりません。

インターネットで検索すれば、多重債務者でも融資OKな消費者金融が何件もヒットします。

既にブラックリストに載っている場合、向こうから営業に来る場合もあります。
きっと電話などでの無料相談にフリーダイヤルでかけたが最後、「弁護士報酬も安くはないですよね、弊社ならその費用をお助けできます!」と更なる借金を勧められることでしょう。

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