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債務整理方法の選択

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簡単に4つの債務整理方法をご紹介しました。

実際にあなたが債務者になってしまったと仮定して、どの債務整理を選択すれば良いのでしょう?

少しも楽しくないシュミレーションですが、考えてみましょう。

早速復習ですが、個人民事再生の場合には、2つの条件がありました。

そうです。選びたくても条件によっては選べない債務方法があるのです。
なので借金の数だけドラマあるように、債務者によって債務額と状況は異なります。
一番良いのはこれもまたのちほどご説明しますが、弁護士といった専門家に債務整理相談をすることです。

と、突き放してしまうとお話が終わってしまいますから、大まかに判断の基準をご紹介します。
返済能力が全くない場合、これは「破産」です。
返済能力がかろうじて残っているのなら、借金を減額する「民事再生」「特定調停」、手続き費用を安くしたいと望むなら、「特定調停」「自己破産」「民事再生」の順に安くなります。

また個人的な希望で、やっと建てた(と思われます)マイホームはどうしても守りたい、というのなら「特定調停」「民事再生」、そしてどれだけの知識があるのかは知りませんが手続きを自分でしたい、とやりたがるのなら「特定調停」「自己破産」「民事再生」の順番にやりやすいでしょう。

これまでいいこと尽くし、とまではいきませんが、返済義務がなくなる、とか借金が減るなど、債務者に都合の良い面ばかり先にお話してきました。

そろそろ債務整理の厳しい面もご紹介したいと思います。

そうです、実は債務整理にもデメリットはもちろんあるのです。
それぞれの方法のメリットとデメリットを見比べて、自分に合う方法を選択しなくていけません。

まず「自己破産」「特定調停」「民事再生」に共通するのが、この3つのいずれかの方法を選ぶと、以後約7年間程度、ローンやクレジットを利用することができなくなります。

ローン=借金ですから、利用できない方が債務者のため、とも言えますが、金融業会のブラックリストに名前が載ってしまうのです。
債務整理ブラックリストです。

借金の記録自体隠したいのに、その上その借金を返せなかった、という2重につらい記録です。

クレジットカードが作れないだけではなく、もし未婚の女性なら、結婚の際に相手の親御さんに興信所などでその事実を知られたら破談、なんて可能性も出てきてしまいます(男性の場合も同様)。

また、ローンが組めないということは現金一喝払いしか道は残されていませんから、高額の買い物が難しくなります。
また債務を減額できる「民事再生」ですが、手続きに高い費用がかかります。
+専門家への報酬も払わなくてはなりません。要するに高くつくのです。
また、債務を減額とは言っても「特定調停」と「民事再生」は支払期日を必ず守らなくてはなりません。
規定の日に規定の額を払えない場合には、即「差し押さえ」されます。
給料も全額没収です。
その為破産宣告さえすれば返済義務のなくなる「自己破産」と違い、毎月毎月債務整理後も借金に追われ(もともと、当然ですが)、返済しなくてはならない、と精神的に長い期間に渡って苦しめられることになります。



債務整理中でも借り入れはできる

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より債務者の立場に立って、ある事実をお教えします。

本当は隠しておきたい情報なのですが(笑)、実際に利用するかどうかは債務者の方ご本人にお任せします。

はじめに断っておきますが、借金には百害あって一利なし、です。
ですが、債務整理中で返済計画を立てていても、実際の問題は「お金がない」ことでしょう。
債務者は常に借金と返済に追われ、慢性的な金欠病です。
慢性で、しかも末期症状の段階にあります。要するに病状が進行して、ほとんど手遅れである状態を、弁護士と言う名の医者に、債務整理という治療を施して貰っている状態です。
治療中でも症状=金欠は続きます。
債務者でなくても、基本的に人は常にお金を必要としています。
どうしても出席しなくてはならない結婚式の御祝儀だとか、本人がいくら食事を100円均一のカップラーメンで済まして節約しても、急な出費は常に現代社会に住む人間につきまといます。

ここで復習ですが、「自己破産」「特定調停」「民事再生」の手続きを取ると、以後約7年間程度、ローンやクレジットを利用することができなくなる、というお話を最初にしました。
しかし、債務整理中でも借金させてくれる会社はあるのです。
任意整理中でも借り入れができる金融機関は意外に多く存在します。
審査が柔軟なのですね。ブラックリストに名前が載っていても発行できるクレジットカードもあります。
しかもいわゆる闇金ではなく、正規の業者です。

そういう審査の緩い消費者金融では、今話題のニート君で夢どころか職もない引きこもりでもキャッシングができちゃいます。
中には無審査でOK、なんてところもあります。

通常ですと住宅ローンを組んだりクレジットカードをつくる際、厳しい会社は、たとえ真面目に働いていてもホストやキャバクラ嬢などのウォーター・ビジネス=水商売の人間や、フリーのカメラマン、小説家や漫画家なども自由業と1括りにされ、契約を拒む場合があります。

信用されスムーズに審査が通るのは、どんなに倒産間近の零細企業であっても、定期的に安定した給与=サラリーの収入が見込めるサラリーマンです。
けれどこうした審査の甘い会社では、売れないホストどころかブラックリストに名前が載った債務整理中の債務者にもお金を貸してくれます。誰もがお金を借りたがっているだけではなく、誰もがお金を貸したがっているからです。
しかも歌舞伎町などいかがわしいエリアで、こっそり入手した暗号を指定された人物に囁けば、そうした業者を紹介してくれる・・・といった手間はかかりません。

インターネットで検索すれば、多重債務者でも融資OKな消費者金融が何件もヒットします。

既にブラックリストに載っている場合、向こうから営業に来る場合もあります。
きっと電話などでの無料相談にフリーダイヤルでかけたが最後、「弁護士報酬も安くはないですよね、弊社ならその費用をお助けできます!」と更なる借金を勧められることでしょう。

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